LEDランプ

LEDランプの防虫効果

【LEDランプの防虫効果】

LEDランプは可視光以外の光をほとんど放射しないことから、UVカットによる

低誘虫効果があることも特徴にあげられます。

ただし、実際に誘引実験を行って抑制率などのデータを公開している例は皆無

ですので、あくまでも省エネ効果の付加価値としての認識であると思われます。

 

ledhachou.jpg 

 

一般的な白色LEDランプは、可視光以外の光をほとんど放射しないため、昆虫の

可視感度を考慮すれば低誘虫効果が大いに期待できると思われます。

その反面、事務所や工場などの作業を伴う場所で、ベースランプとして使用するには、

明るさが不足したり、配光バランスが悪かったりするというデメリットも併せ持っています。

LEDランプ

直管蛍光灯タイプLEDの問題点 5

5.【規格化の問題】

本来ランプは点灯器具とのセットで寿命や安全性が確認され、規格化されます。

『蛍光灯』であれば『蛍光灯の専用点灯器具』、さらには40Wや20Wなどのワット数の違うものを

誤って取付できないように、あえてサイズも異なって規格化されています。

つまり、LEDのようにに新しいアイテムは、専用の器具での使用が前提となる話しなのですが、

規格化より先に製品化が進んでしまったため、ランプのスペックが均一化されず、低価格の海

の粗悪品も市場に出回るなどさまざまな弊害が発生しております。

LEDランプ

直管蛍光灯タイプLEDの問題点 4

4.【寿命】

『長寿命』『省電力』『省CO2』が注目されているLEDランプですが、点灯器具や内臓の

安定器も経時劣化しているため、 ランプのみが長寿命化しても器具の寿命がランプ寿命

を下回る懸念もあります。

また、LED素子自体には寿命がなく、半永久的に点灯しますが、樹脂で封止してパッケー

ジ化するために、その『材質やパーツの劣化=寿命』として設定されています。

40,000~80,000時間を超える長寿命(=寿命末期の光束維持率が点灯初期の70%)と

されていますが、LED素子は電球などに比べて格段に熱に弱いため、熱のこもりやすい

ところでは劣化が促進されます。

実際の使用環境により寿命は大きく異なり、40,000時間はあくまでも理想的な一定条件

で使用し続けた場合の寿命であります。

カタログなどにも"LEDの寿命、光束維持率はLEDチップの設計数値であり、設置環境に

影響されるため保証される数値ではありません。"と明記してあります。

LEDランプ

直管蛍光灯タイプLEDの問題点 3

3.【安全面】

市場では、現在使用中の蛍光灯器具にランプ交換のみで点灯可能(一部電気工事が必要)

という外国産のLEDランプが多く見られます。

これは点灯器具を改造して使用することになるため安全面に最も大きな課題が残っています。

器具を改造して使用した場合は「PL法(製造物責任法)」の対象外となり、

また「蛍光灯以外の製品(=LEDランプなど)」を取り付けて万が一の不具合や

事故が発生した場合には、メーカー責任の対象外となります。

LEDランプ

直管蛍光灯タイプLEDの問題点 2

2.【導入コスト】


現在40W蛍光灯相当の明るさといわれているタイプのもので、 LEDランプは1本

10,000円前後(器具とのセットで3~5万円)と、概ね蛍光灯の5~10倍程度の価

格設定となっており、初期導入コストの負担が大きくなっています。

直管タイプLEDランプは器具とのセットで交換が推奨となっています。

初期費用軽減のために、LED照明の導入にリース契約を設定している販売店もあります。


なお年間電気料金の削減コストを初期投資費用を試算・比較した場合、短期間で

償却するというシュミレーションは、試算条件が甘く、あまり現実的でないものが

多くなっています。

LEDランプ

直管蛍光灯タイプLEDの問題点 1-2

【全光束と明るさ感】

前の記事からの続き→

LEDランプは大変指向性が強いため、直下方向では照度をある程度確保できても

部屋全体では蛍光灯と同様の配光を維持できません。すなわち、部屋の中で明暗

のバラつきが大きくなることと、天井面や壁面の反射光が十分ではないため、

部屋全体が蛍光灯に比べて暗く感じるため作業には適していません。


例えば「40W蛍光灯相当の明るさ。直下1mの照度○○○ルクス」と表記されている場合でも、

LEDランプの場合、測定面が 1度 ずれると照度が11%変化すると報告されています。

直下では蛍光灯と同じでも、空間全体を照らす蛍光ランプとは明るさの種類が異なります。

 

蛍光灯と同等の明るさを維持するためには、現実問題として『設置本数を増やす』

必要があり、結果として大幅な省電力・省コストに繋がるとは限りません。

LEDランプ

直管蛍光灯タイプLEDの問題点 1-1

一般家庭向けには「電球型LEDランプ」の普及する可能性は高いと推測できますが、

企業や工場で使用している「直管蛍光灯」が同じ形状の「直管蛍光灯タイプLEDランプ」に

そのまま取って代わる(=ランプのみ交換してベースランプとして使用する)には

課題がまだまだあります。

 

1.【全光束と明るさ感】

一般に使われている40W3波長蛍光灯の全光束(※1)は3400lm(ルーメン)前後(※2)なのに対し、

直管40WタイプLEDは明るい物で~2000lm前後です。

(一部で全光束2500lmとカタログ表記されているものもありますが、
  消費電力が33W程度と、省電力のメリットがなくなります)


全光束が60%程度にもかかわらず"40W蛍光灯相当の明るさ"と説明されているのは、

 ①蛍光灯の場合、下方向(照射面)に放射される光以外の多くはロスになる
     (または点灯器具の器具効率(※3)を低く想定している)

 ②LEDは必要な光をムダなく下方向だけに集中している

 ③40W蛍光灯の最も全光束が低い(一般的でない)種類と比較している(※2)

   <例>  2700lm × 器具効率 0.75 = 2025lm ≒ LED並


=すなわち、照射面の明るさはほとんど変わらないという組み立てに基づいた理由です。


しかしほとんどの蛍光灯器具は高反射白色塗料や反射板が組み込まれ、

最近では90%以上の器具効率がほとんどであるため、仮に蛍光灯のロス光を考慮しても

40W3波長蛍光灯に比べてば25~30%は明るさが劣ることになります。

 

(※1)全光束とは、全方向に放射される光エネルギーの総量です。
(※2)40W直管蛍光灯で最も全光束が低いタイプのもので2700lm程度
(※3)器具効率とは、ランプ本来の明るさ(全光束)をどの程度維持できるかの比率です。

LEDランプ

LEDランプ

省電力で長寿命などがメリットの『LEDランプ』。

第4世代照明(①ろうそく ②電球 ③蛍光灯)として注目され

一部で導入がすすんでいます。

東日本大震災後の電力不足の影響から

いろいろなメディアでも取り上げられ、LEDへのシフトが早まる可能性があり、

新規参入する企業が増えたり、大手ランプメーカーもラインナップを増やして

対応していると新聞でも掲載されていました。

しかしメディアによるLEDへの過大評価や十分でない説明が先行し、

消費者の誤解を助長している傾向があるともいえます。

"LEDランプ"といっても、電球型タイプや直管蛍光灯タイプ、

投光器タイプなど多数の種類がありながら、

比較する場合は"白熱電球の1/10の省電力"といったように

最も効果の高いケースを取り上げて訴求しています。

すべてのLEDランプが消費電力やランニングコストが

1/10になるかのような印象を与えていますが、

必ずしも大幅な省エネ化にはならず、使用環境によっては

蛍光灯などの方が高い効果が得られることもあります。

 

LEDランプは使用する場所によっては大きな効果が期待できる光源です。

例えば廊下や玄関、共用部など十分な照度が必要でない場所や

スポット照明として使用する場合には、長寿命であることから交換の手間も省け、

消費電力も少ないので、大きな省エネ効果が期待できます。